レーシングアート、会員コーナーへようこそ!

 まず、初めに記載すべき事は“魔法”についてでしょうか?
 既に、あるレベル以上レーシングアートに関わっている人達は気付いている事ですが・・実際魔法など存在しません。ただ言えるのは、作業を依頼してクルマを引取に来た時、“
レーシングアートを出る瞬間が一番調子が良い!”と言う経験を何度もしている筈です。
 この経験も含めて、私が魔法とふざけている(?)事は、実は主に、電気と水に関するポイントを押さえているからです。特に、電気系統については全くと言って良い程他のショップでは理解されていないはずです。そして、電気を理解していないショップが発信している情報を基礎にしている一般の人達は理解出来るはずもないと考えています。
 私としては、そのひとつひとつの細かい説明をしていくのが面倒なだけです。
 相手はクルマ、機械です。全ての現象に理由があります。そのポイントを押さえて作業を行なえば、
全てのメカニックが魔法を実行出来る!はずです。その事が理解出来ないから、「魔法なんて怪しい!」と言ってしまうのです。私から言わせれば、そんな事を言うメカニックは既に自分の技術のなさを堂々と認めているような物です。
 つまり、“
魔法全てのポイントを押さえて、きちんと作業する。”事に他なりません。非常に簡単な事でわざわざ説明することもないと考えます。

 なお、“レーシングアートを出た時が一番調子が良い!”(=魔法はすぐに消えてしまう。)には少し問題があります。
また、レーシングアートの指定バッテリーに交換してあるのに、バッテリーのダウンを感じる場合、例えば、半年間クルマを全く動かさない時でさえ、少しでもバッテリーのダウンを感じたら、どこかに電気系統のトラブルが出ていると考えてください。実際、電気系統に問題を残していないクルマは半年間放ったらかしでも何の問題も無くエンジン始動が出来、ヘッドライトの暗さも感じません。
※指定バッテリーは、クルマに何もトラブルが無ければ、最大で一年間クルマに通常状態(=端子が着いたまま)で装着していても、一発でエンジン始動出来ます。まして、1〜3ヶ月で目立った落ちがあるはずもありません。この6年間で、このバッテリー自体を駄目にしたのはただの一人です。プラグの限界を大幅に超えて、無理矢理回した事で、点火不良の異常燃焼でエンジンを壊しているのにも関わらず・・・セルを連続回転させて→バッテリーを駄目にして→急速充電をして→またセルが止まるまで回し続けて・・・を何回も続けあげくにセルを溶かしてしまった人が、ただの一人です。この場合はさすがにバッテリーは完全に終わっていました。それ以外のバッテリーは今も健在です。(=かなり慎重なユーザーで、2年以上使用して、更にワンランク上のバッテリーに交換したその古いバッテリーは今もレーシングアートで緊急始動用として今も現役です。このバッテリーは本当に放ったらかしで1年に一度充電するか?しないか?ですが、それでもどんな時も期待を裏切らない働きをしてくれます。)レーシングアートでは、このバッテリーを追加で充電する事も殆どありません。もし、あなたのバッテリーを充電していた場合、かなりの問題を抱えていると覚悟しておいてください!

今まであまり伝えたくなかった事ですが・・
 あまりに早い“
落ち込み”は、残っているトラブルがかなり大きい事を示唆しています。経験上の目安で言うと・・・
A.完璧率99%では、プラグの劣化が始まる1,500kmで「気のせいかな〜?」と感じる事があっても(この場合の落ち込みをパワーで表すと3馬力以下です。)、決定的な落ち込みを感じるのはどんなに早くても3,500km頃です。(3,500kmまで良い状態を維持できる。)

B.魔法の消失を、2〜3日以下、或いは帰る道の途中で既に感じる場合は、なるべく早い処置が必要です。場合によっては潜んでいるトラブルが原因で、エンジン破損自体もあり得ます。
→修理が済むまで、スポーツ走行は絶対に避けるようにしてください。

C.魔法が解けるまで、10日〜2週間掛かる場合。
 この状態では、残っているトラブルはかなり少なくなっていて、そのトラブルで重大な破損が生じる事はあまりありません。
 しかし、だからと言って、『ガンガン行って良いよ!』と言う訳でもなく、やはり激しいスポーツ走行は避けた方が良さそうです。
 軽いスポーツ走行や、充分注意しながらのスポーツ走行は可能です。

なお、“落ち込み”の感じ方には個人差もあります。もし、自分の判断に自信が持てない場合は、次回のメンテナンス作業時に、以前からの落ち込みがどの程度あるのか?聞いてください。(=大体の場合、『これは、ひどいな!』『もう少しで重大なトラブルが出そうだ!』と判断すれば、必ず指摘しますが・・)
今まで、例え、会員の皆さんに対しても、この判断基準をお知らせしたくなかったのは・・それをはっきりさせると、次回の作業が即座に決定してしまう危険(?)があるからでした。→解らなければ・・注意点のみを伝えておけば・・まだ乗れる??と言う判断からです。
 しかし・・それも段々難しくなっています。既に、何も言わなくても自分で気付き始めている会員が増えています。
 仕方がありません・・・

オイル交換
1.エンジンオイル交換[
New030505]
2.ギアオイル交換[
New030505]

パワー系統

ブースト関連
1.正常なブーストとその時のクルマの状態
2.バキュームホース対策後の注意点

足廻り関連
1.まずは、
アライメント修正[New030507]
2.強化ブッシュを入れると乗り心地がよくなる理由
3.強化ブッシュの入門はどこから?

アイドル関連
1.レーシングアートで定期的なメンテを行なっている会員の場合。
2.レーシングアートで定期的なメンテを行なっていない会員の場合。

水漏れ関連
1.正常の範囲の水漏れ(=あまり気にしなくて良い場合)
2.異常な水漏れ(=スポーツ走行禁止の場合)

電気系統
1.電気系統修理が必要ないクルマ
2.電気系統修理がその内、必要なクルマとその時期
3.電気系統修理が、即刻必要なクルマ

その他
1.発生しているトラブルと、クルマの状態を表したイメージ図

メンテナンス基準:

全く(!)問題の無い場合

トラブル解決中

特殊ケース
プラグ

ノーマルプラグ
 
3,000km以内

レーシングプラグ
 
4,000km〜4,500km以内

 

ノーマルプラグ
 
2,500km以内
 ※トラブルの程度によってはそれ以下の場合もあります。
 レーシングプラグは使用禁止。
1,000kmももたない場合がります。
※プラグの限界はエンジン回転がプツッと上がらなくなる事で判断します。その症状が出たら、まずプラグ交換を行ないます。それが基本対処方法です。例え、走行距離が1,000km以下でも!
また、交換、装着を自分で行なった場合は特にこの基本が必要です!

ブロアモーター対策修理直後
 作業時に
2,000kmを超えている場合は新品交換が望ましい。

走行パターンが極端に悪条件な場合→真冬のレーシングプラグ使用で、一回の走行時間が15分以内の場合(=特に既に冷却水の修理が終わったクルマ→15分では充分な暖気が出来なくなります。
 エンジン停止前に必ず、3,500rpm、2分を行なう事(それでも変な感覚があれば、すぐに連絡してください。)

エンジンオイル

3,000km以内
 ※どんなにオーバーしても
3,500kmを超えない事。

※レーシングアートで採用しているオイルは、経年変化での劣化は殆どありません。長い間クルマを放置していたなどの場合も特に慌てて交換する必要はありません。

トラブルの内容で大幅に異なります。→作業時に次回作業距離をお話しします。
 ※指定された距離を超えた場合は、それなりにエンジン内部を傷付けるのを覚悟してください。→この場合、その後2〜3回短いサイクルで交換する必要が出てきます。
走行パターンが極端に悪条件な場合
 真冬のレーシングプラグ使用で、一回の走行時間が15分以内の場合(=特に既に冷却水の修理が終わったクルマ)
ミッションオイル

9,000〜10,000km
 スポーツ走行が無い場合

6,000〜7,000km
 スポーツ走行がある場合

 ※少しでも変な違和感があれば、連絡ください。

オーバーヒートが激しい場合
 
3,000kmが目安です。

オーバーヒートが若干の場合
 
5,000〜6,000km

 ※真冬の一回目の発進で少しギアの入りが固めは正常です。それが5分以上続く場合は異常です。

ブロアモーター対策修理直後
 新車慣らし時に準ずるメンテナンスが必要になります。
1,000km、2,000km、3,000km、
3,000km、6,000km、6,000km・・

新車時の慣らしがもう一度必要になります。New040814

デフオイル

9,000〜10,000km
 スポーツ走行が無い場合

6,000〜7,000km
 スポーツ走行がある場合

 ※少しでも変な違和感があれば、連絡ください。
 ※ミッションオイルと同時交換が原則です。デフの異常は気付き難く、ミッションに異常を感じるとほぼ全てのパターンでデフはもっとひどい状況になっています。

レーシングアート作業後に大幅なトルクアップが認められた場合
 特に電気系統の修理やバキュームホース対策などで大幅なトルクアップがあると、デフに大きな負荷が掛かり始めます。
 それぞれの修理内容で異なり、作業後のアドバイスに従ってください。
 ※怠ると、デフに異常を来す場合もあり得ます。ご注意ください。
ブロアモーター対策修理直後
 非常に大幅なトルクアップが発生します。ミッション以上にデフの傷みは激しいので、早め早めの交換になります。
フルード

走行走行
 半年(=走行
6,000km以内)

スポーツ走行時
 出来れば、走行直後毎に毎回エア抜きが理想ですが、30分×4回が限度です。

 ※レーシングアートで採用しているフルードは、経年変化での劣化は殆どありません。長い間クルマを放置していたなどの場合も特に慌てて全交換する必要はありません。→場合によって、フルードの色が濃くなる事があります。その場合はフルードに金属粉などが混入した事が考えられるので、エア抜きが必要になります。
 ※リザーブタンクの底部をよく観察して、少しでも黒い沈殿物が認められたらエア抜きです。
 ※フルードの色や沈殿物が無い場合でも何か?不具合を感じる時は、点検して、何らかの異常が見られれば、エア抜きを行なう事もあります。

どこかで配管類を交換した場合
 少しでもクラッチミートの位置がずれる事を感じたら全ての配管を交換するのが基本です。

 ※ただし、頻繁なフルード交換より根本的な解決が先決です。ご相談ください。
 ※クラッチ配管系統の内、フレキシブルホースの付け根からフルードが漏れている場合があります。→その状態によってはなるべく早急に交換する必要が出てくる事もあります。=非常事態で完全にホースが破裂してしまう事があります。その場合は、出来ればローダーにてレーシングアートに持ち込む事が理想です。しかし、第二の選択は、ディーラーでそのホースのみを交換して貰い、トルクはなるべく低くして貰って、再度レーシングアートで配管類を全交換する方法があります。(=他で交換する場合、その作業自体で新たなトラブルを生む事が多いので、このような選択になります。)
なお、踏力の大きいクラッチカバーを使用していなければ、殆ど起きない現象です。

第一回目フルード交換後
 第一回目直後はブレーキの効きに驚き、“踏み過ぎる”オーナーが多く、平均
3,000km以内で交換します。
また、作業以前にきちんと全行程を動いていなかったピストンが動き始めるので、汚損は急激に進みます。

パッド交換後
 パッド交換によりほんの少しの踏力で強力な制動距離が得られます。そのため、“踏まな過ぎ”による汚損進行が起きます。きちんと踏んでください。
 少しでも違和感を感じたらエア抜きです。

マスターシリンダー交換後<<<工事中
 配管類も同時に交換してあるので、慣らしも含めて、
2,000〜3,000kmでエア抜きします。

リアブレーキ17インチ交換後
 効きは理想に近い物になり、“踏まな過ぎ”は、ブレーキの基本をよく理解しているユーザーにも発生して、悪影響が出ます。きちんと踏んでください。

ブロアモーター対策修理後
 強大なトルクが発生する事で、ブレーキに対する要求は著しく大きくなります。
 出来れば、作業と同時にエア抜きをした方が良いと考えます。

 ブレーキは踏み過ぎても踏まな過ぎでも悪影響が出ます。[New040818]
 常に、最短時間でクルマが制止出来る踏み方を心掛けてください。(=急ブレーキとは異なり、助手席の人が嫌な思いをしない、ギリギリの最短時間の踏み方と考えてください。)

バキュームホース対策

電気系統

冷却水漏れ

ブレーキ系統

足廻り
作業前の注意
初期点検のみ
作業第一段階 バキューホース対策:
ブースト変化は殆ど起きなくなり、シーケンシャル切替でのブーストの落ちも殆ど感じなくなります。
2,600rpm以上でトルクの増大を感じます。
ヘッドライトやポジションライトが明るくなります。 本来からある弱点の補修:
所謂オーバーは感じなくなります。低速トルクが増大します。
フルード全交換:
エア抜きを行なう事で前へのつんのめり感はかなり減少してきます。
ローターの表面が均一に削れ始めます。
アライメントを完璧に調整します:
ステアリングは軽く、轍でも安定し、車庫入れでさえ曲がり易くなります。
コーナリング性能は“本来のFD3S”に戻ります。
しっとりしたコーナリングになります。
作業第二段階 インタークーラー出入り口交換+SPLガスケット交換:
バキュームホース対策後、約一年でインタークーラーの入り口ホースの下側からエア漏れを生じ始めます。
この時と同時に純正で金属ガスケットをSPLガスケットに交換します。
更に、明るくなりますが、場合によってはヘッドライトバルブ切れを起こす事があります。 ウォーターポンプ交換:
殆ど減りは気にならなくなりますが、時々思い出したように40mm位減る事がありますが、その状態でもクルマの状態は殆ど変化がなく、トルクの落ちも感じません。
ッド交換:
低速から高速域まで安定したリニアな効きが得られます。
ノーマルショックでデータの良い物に交換します。:
装着しているショックが古過ぎたりデータの悪過ぎるショックの場合、純正でデータの良好な新品に交換しアライメントを最適に調整します。
180km/hまでのコーナリングで安定したコーナリング性能が得られます。
作業第三段階 かなりクルマの状態は良くなってきますが、ワイパーの間欠が効かなくなってしまう事もあります。 真鍮3層ラジエター交換:
ラジエターキャップを外してチェックした時縁からの減り具合は5〜10mm位になります。
マスターシリンダー交換:
それまでメンテナンスが悪かったクルマは比較的早期に交換が必要になります。
通常は、ノーマル新品にしますが、上を目指すオーナーには他車種のマスターシリンダーに交換します。
→ABSの効き始めを関知しやすくなります。
オリジナルショックへ交換:
恐ろしく曲がるようになります。
また、オーナーの中には乗り心地がやや硬く、ロールが大きいと感じる場合がありますが、好きなコーナーに行けばしっくりした感覚を得られる筈です。
完璧な段階 1,000rpm前後のトルクが増大し2速発進が普通になります。
クルマの経年での性能低下は殆ど感じられなくなります。
残りの全ての可能性を抑えます。:
エアコンオンでも殆ど電動ファンの作動は起きません。もし作動しても2〜3分ですぐに停止します。
リアキャリパー17インチへ変更:
殆ど前のめり感覚は消えて水平を維持したまま停止出来るようになります。
強化ブッシュ交換:
全てのブッシュが交換対照ですが、駄目な部分や重要な部分から段階的に交換します。
一段階上のクルマになります。

その他、一般的な注意点:深刻な状況に遭遇することは殆ど無いと思われますが、ゼロではありません。その時知っているかいないかで生死の分かれ目に会う事になるかもしれません。そんな時に是非知っておいて欲しい内容です。是非一度目を通しておいてください!

1.大きな事故を起こした時の注意点(特に車両火災の危険性がある場合です。)
→イグニッションキーを“必ず”抜く。
→出来れば、車内にボンベ式の消化器を備えておく。
→火が付いてしまい、車内のシートやダッシュボード、内装品に火が回ったら、貴重品なども放ったらかしてすぐに脱出する。

2.水没しそうになったら・・
→動けないと覚悟したら、イグニッションキーを抜く。
→出来れば、窓ガラスを割る為の工具を車内に入れておく。
→ドアの下端5センチまでにドアを開けておく。
→FC3CやFD3Sでは、リアハッチが機械式の開閉機構(=ワイヤー式)なのでハッチから脱出する。
→ドア以外に脱出経路が無い場合は、ドアの下端10センチを越えたら完全に室内に水が入るまで落ち着いて待つ。(=ドアは既に開かなくなっていると思われます。)









































































































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